Sep.2007
1998年に誕生して以来どこの自動車メーカーも真似できない、誰にでも好かれる美しいプロポーションのNewBeetle。
何故、これほどまでに美しいプロポーションなのでしょうか?
今回は、ちょっと気になる文献を見つけましたので、抜粋してご紹介いたします。

『Secret of beauty』と題してNewBeetleがなぜ、誰にでも好かれる美しいプロポーションをしているかを追求してみたいと思います。
NewBeetleには、皆さんも聞いたことのある「黄金比」と言うものがたくさん隠れています。
これらが美しいと感じさせる要因のひとつになっていることは間違いないでしょう。
ここでそれらを一つずつ紐解いてみます。

その前に、そもそも黄金比とはなんでしょう。一言で言うと「1:1.618」という比率です。
様々な縦横比の長方形を並べて統計をとったところ、一番均整が取れて美しいと答えた人が多かったのはこの黄金比長方形でした。これは古代から現代まで歴史を通じて人類が培った共通の美意識の結果で古代のギリシャ建築からアート、デザインの分野などで数多く取り入れられてきました。
また、理論的に見た場合も、下図に示すように、1:1.618の比率の長方形は、そこから正方形を切り取ると残りの長方形が再び、1:1.618の比率になるという法則性を持っています。
黄金長方形からできる黄金螺旋は、巻貝の貝殻や植物の成長パターンとほぼ等しく自然界でもたくさんの黄金比が隠されていることがわかります。

では、NewBeetleにはどのように黄金比が使われ美しいと感じさせているのか、まずは、車を横から見た状態で検証して見ます。
fig.1: 車全体が、黄金比率の楕円の上半分に接するように収まるシルエットになっています。
fig.2: サイドのウインドウグラフィックをなぞるように通る黄金楕円は、FrフェンダーのホイールアーチとRrタイヤのホイールに接する関係にあります。
fig.3: Fig.1でできた黄金長方形の正方形部分にセンターピラーより前方がしっかりと収まります
fig.4: サイドドアパネルの縦横比が黄金比率です。
fig.5: アンテナの位置は、Rrフェンダーの合わせラインでできる円に垂直に接する線とルーフラインの交点にあり、角度は、Frフェンダーの合わせラインでできる円に接する角度になっています。
fig.6: 続いて前から見た状態です。
ミラーの付け根、ルーフ上端、地面、からできる四角形はほぼ正方形で、その中央にVWマークが置かれ、ヘッドランプの中心も同じ高さにあります。また、フォグランプは正方形の対角線上にあります。
ラジエターグリルの開口も、正方形を4分割した位置にあります。
fig.7: 最後に後ろから見た状態です。
こちらも、前同様の正方形に当てはめてみると、テールランプの位置やハッチバックの見切り位置に一定の法則が見られます。

このようにNewBeetleには黄金比や一定の規則性を織り込むことで、性別・年齢・時代を問わない普遍的な美しいプロポーションを創り出していることが、お判りになったと思います。

参考文献:Balance in Design / Kimberly Elam / 2005

如何でしたか?
今度はNewBeetleのインテリアについて皆さん自身で探してみるのも面白いかもしれません。
また、NewBeetleに限らず身の回りで「かわいい」「かっこいい」「きれい」などと思ったものをよく見てみてください。
そこにもいろんな法則が隠されているかもしれませんね。


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